Xstress G2
X線回折計Xstress G2は設計と構造の進歩によって、信頼度および機能が増強された、真のポータブルの残留応力および保持オーステナイト・アナライザーを提供します。
- 非破壊検査
- 研究所、工場および-フィールド使用に適します。
- 迅速なアセンブリ(10分で使用準備完了)
- 異なる材質測定を可能にするX線管(Cr、Cu、Co、Fe、V、Ti、Mn)の容易な交換
- 測定距離50mm
- 2台のNMOS位置敏感検出器
- 即座に調整可能な2θ – アングル
- 測定を実行し、残留応力および保持されたオーステナイト含有(オプション)を計算するXTronicソフトウェア
- 標準でdsin2χおよびΩ-測定モード
Xstress G2
機能
- 2台の対称配置NMOS位置敏感検出器
- 標準検出器幅15°
- その他検出器はオプションを参照
- 2θ – 検出器の範囲
- 110°から165°範囲内で連続的に調整可能。
- オプションとして特殊検出器アークを備えたより低いアングル
- 標準測定距離50mm
- 交換可能なコリメーター
- 1/2/3/4/5 mmスポットサイズ
- オプションとして特殊コリメーター利用可能
- X線管
- 標準としてのCrチューブ:最大出力、30kV/9mA/270W
- Xstress主ユニット(高電圧装置)
- X線電源5–30 kV/0 – 10mA範囲内に自由に調整可能
- 自足式液体冷却システム
- インターロックをすべて含み、完全な安全性
- 汎用電源入力電流
- XTronicソフトウェア
- スレッド・ベースのマルチタスキングを使用する完全機能のWindowsソフトウェア
- ハードウェア運用管理:検出器、直流電動機、電源、シャッター、安全連動保護装置機能、電圧および電流など
- 応力粉末試料なしで回折計に距離をサンプリングさせる自動較正
- 深さ分配測定およびすべての種類の測定をマッピングできるプロジェクト・マネージャー
- 資料パラメータ用ライブラリー関数
- 修正dsin2χおよびΩ- モード
- 相互相関とピークフィット法のような最も知られた方法でピークシフト決定
- ピークフィットと8つの異なる機能および3つのバックグラウンド・オプション: ガウス、ローレンツ、修正ローレンツ、中間ローレンツ、ピアソンVII、スプリト・ピアソンVII、擬フォークトおよびスプリット擬フォークト
オプション
- NMOS位置検出器
- 幅30°
- 2θレンジまで拡張可能な特別な検出器
- 多種多様な特殊コリメータ
- X線管
- コバルト(Co)
- 銅(Cu)
- 鉄(Fe)
- マンガン(Mn)
- モリブデン(Mo)
- ニッケル(Ni)
- チタン(Ti)
- バナジウム(V)
- 残留オーステナイト測定用パッケージXstressG2R/G2R MYTHEN2システム
- 残留オーステナイト測定用Xトロニック ソフトウエアーはオプション
- 延長脚
寸法
重量: 10 kg
重量: 26 kg
ソフトウェア
XTronic
XTronicは、測定の実行から、残留応力、保持されたオーステナイト値の計算までXstressシステムによる測定に対応します。XTronicソフトウェアは新しいヨーロッパのX線残留応力試験EN(標準)15305に準拠します。
容易に利用可能な測定ツール。
XTronicには、強力なグラフィカル・インターフェースがあります。複雑な形状のサンプルの測定でも、迅速かつ容易にパラメータをセットアップし、新しい測定を作成し、実行できます。測定とデータ・ハンドリングのツールは、メインツールバーと測定ツールバーにおいて容易にアクセス可能です。これらのツールバーはニーズにあわせて表示と非表示を切り替えたり、移動させることができます。システムの接続、X線管と動作電源は、X線コントロール・ツールで管理されます。X線コントロール・サイド・バーは、測定を始めるために必要なすべてのツールへの迅速で便利な一括アクセスを提供します。X線コントロール・サイド・バーが必要がない場合、例えば、測定情報および結果ウィンドウなどにより多くの場所を空ける場合、非表示にできます。
リアルタイム計測データ
計測窓でリアルタイムで関連する測定データをすべて見ることができます。分析の異なるステージ、および異なるスケールの強度分布を容易に見ることができます。ソフトウェアで、各測定ステージ後のグラフ表示および結果算出をアップデートします。さらに、シンプルな数回のマウスクリックによって、dsin2χ分配および応力分配からマッピングプロジェクトグラフまでその他すべての可能なグラフィックスを見ることができます。オートセーブ・オプションは測定を安全に保存します。
XTronicは、修正χモードとωモードの応力測定をサポートします。修正χモードは最も一般に使用される方法ですが、サンプル形状で不可能または非実用的となることがあります。この場合、、例えば、アキシアル方向でギヤ・ルートの測定などで、ωモードはよりよいオプションとなります。
測定設定はすべて1つのウィンドウ内に同時に表示され、アクセス、作成、修正するのが簡単です
プロジェクト・ツールは、複数の応力やオーステナイト測定を組み合わせることを可能にし、結果のグラフおよびテーブルを自動的に生成します。典型的な用途は深さプロフィールです。例えば、ショットピーニング表面や接合点継ぎ目を横断した応力分配などです。プロジェクトはそれぞれ複数の測定シリーズを含むことがあります。プロジェクト・ツールは、ソフトウェアと完全に統合され、余分な労力をほとんど要求せず、データへのアクセスをはるかに簡単にします。グラフ・タブは、例えば深さプロフィール・グラフなどシリーズでなされた測定をすべて含んでいます。応力プロファイル・グラフは、例えば、エラーバーで詳細に見ることができます。
様々な算定方式がありますが、高度ピーク適合法は、残留応力および保持されたオーステナイト値を計算するために使用することができます。
安全性
ANSI N43.3 – 1993
ANSI N43.3-1993 および開ビームX線オペレーション用のその他業界標準に適合または超過