Xstress Robot X線回折装置
Xstress Robotは、X線回折による残留応力測定を、複雑形状の部品から大型構造物、さらには微小部品に至るまで、容易かつ柔軟に行うことができます。

Xstress Robot は、最先端の2次元検出器技術を搭載し、残留応力を高速かつ高精度に測定。解析に必要な高品質データを、幅広く取得することができます。
高速、高精度な動作ができる協働ロボットABB GoFaの性能により、追加の補助装置なしで、可動領域全体にわたりラボレベルの測定精度を実現します。 協働ロボットと Xstress Studio の使いやすいインターフェースにより、専門的な測定もスムーズに、優れた操作性と柔軟な測定を実現します。
- Xstress Studio およびABB協働ロボット用ソフトウェアとのシームレスな統合を実現。
- 複雑な形状の部品や曲面に対するマッピング測定を自動化します。
- 協働ロボットのリードスルー機能により、簡単に測定位置を設定できます。
- 測定前にロボット動作経路を確認できます。
- 可動式・固定式の設置に対応し、安全カバーも選択できます。
- 残留オーステナイト分析(RA)パッケージをオプション構成として用意しています。
- 測定要件に応じて、管球の取り付け方向を選択できるオプション構成を用意しています。
- 測定対象に応じてX線管球を交換可能です。(Cr、Cu、Co、Fe、V、Ti、Mn)
Xstress Robot
特長
Xstress Robot
- 実績と信頼性に優れた sin²ψ測定法を採用しているため、側傾法および並傾法の両方で高精度な残留応力測定が可能です。
- ABB GoFa協働ロボットを採用し、高精度なUltra Accuracyキャリブレーションとの組み合わせで、柔軟かつ高精度な測定を実現します。
- キャスターを備えたモバイルロボットと高さ調整可能な脚部で、設置場所を選ばずに、常に安定した測定が行えます。
- ロボットコントローラー、Xstress MU、警告灯を移動ベースに一体化しています。
- この移動式ベースは、4箇所のM12ネジ穴からクレーンで持ち上げるか、底面からフォークリフト、パレットジャッキ、スタッカーなどで持ち上げることができます。
Xstress Robot用2次元検出器セット
2次元検出器により XRD 解析の効率が向上し、測定が難しい材料に対しても、より高速かつ高精度な測定が可能になります。
- 2次元検出器、2個
- 5keVにおける量子効率は90%以上
- 256 × 256 ピクセル、ピクセルサイズ 55 μm
- 検出器の2θ角度:
- 127~165°の範囲で調整可能
- インデックス・ポジション 135°/140°/145°/150°/156.4°
Xstress MU(本体)
Xstress本体は、X線回折装置に安定した電力供給と制御機能を提供します。 X線電源は5~30 kV/0~10 mAの範囲で自由に調整可能で、安全な動作範囲内で設定できます。
- 一体型冷却循環システム:最適な温度安定性と連続運転を実現しています。
- インターロック機構:必要なすべての安全機能が付いているため、ユーザーを完全に保護します。
- タッチスクリーンインターフェース:リアルタイムでハードウェアの状態を監視し、直感的な操作を可能にします。
X線管球クロム(Cr)
水冷式の高電圧交換式X線管により、最適な温度安定性を確保します。
- X線管球(Cr、Cu、Co、Fe、V、Ti、Mn)の交換が容易で、さまざまな材料の測定が可能
- 最大出力 30 kV/9 mA/270 W
Xstress Studio
高度なX線回折ソフトウェアが装置とABB GoFa協働ロボットをシームレスに連携・制御し、正確な応力および回折データの解析を実現します。
- 測定制御とデータ解析
- 計測の可視化
- EN 15305:2008 および ASTM975-22(残留オーステナイト分析)に準拠しています。
測定アクセサリー
- X線照射径は測定箇所と測定時間に適するよう、様々なサイズを用意
- X線照射径:0.5、1、2、3、4 mm
- 標準の距離校正用無応力サンプルセット
- α-Fe、γ-Fe、Al
- システム保守用アクセサリー
システムアクセサリー
- Xstress MU(本体)とコンピュータを接続するためのイーサネットケーブル
- メンテナンスツール一式
- 冷却液をシステムへ安全かつ容易に補充できるボトル
取扱説明書
- 使用時にスムーズかつ効率的に行うための、充実したユーザードキュメントを提供します。
モジュール式で未来に対応
- Xstress Robot モジュール式構造を採用しており、新しい機能やアップグレードを柔軟に追加できます。 追加機能の一覧については、 Xstress Options をご覧ください。
寸法

重量: 300 kg
ソフトウェア
Xstress Studio(制御ソフト)

- ハードウェアでの操作制御:検出器、DCモーター、電源、X線開閉シャッター、セーフティインターロック機能、電圧と電流など
- ゼロ応力粉末試料を用いた自動校正により、回折計と試料間の距離を設定する
- 深さ分布測定およびあらゆる種類のマッピング測定のプロジェクトマネージャー
- 材料パラメータ用のライブラリ関数
- 指定された材料および放射線に対する理論ピーク位置計算機能
- 修正XモードおよびΩ測定モード
- 相互相関法やピークフィット法など、主要な手法を用いたピークシフトの決定
- 10種類の関数を用いたピークフィット:Gauss, Lorentz, Modified Lorentz, Intermediate Lorentz, Pearson VII, Split Pearson VII, Pseudo-Voigt, Split Pseudo-Voigt, Voigt, Split Voigt
- JSONベースのプロジェクトファイル形式
- 残留応力解析についてはEN 15305:2008に準拠し、オプションでASTM E975-22に基づく残留オーステナイト解析にも対応しています。
オプション
Xstress Robot モバイルベース用補助テーブル
- 小型部品の測定に対応する着脱式補助テーブル(最大積載重量50kg)
- モバイルベースへ直接設置して、セットアップが可能になります。
ブレッドボードテーブル(600 × 600 mm、M6ネジ穴付き)
- 標準化された取付インターフェースにより、試料の迅速かつ容易な固定が可能です。
- 補補助テーブルとの組み合わせを前提に設計されています
補助テーブル用カスタム
- Vブロックなど、顧客固有の部品に合わせたオーダーメイドにカスタマイズに対応します。
モバイルロボットベース用カスタム取付ポイント
- 用途別治具や大型部品向けに、取付ポイントをカスタマイズできます。
- 位置決め機能やドッキング機能により、測定点間の移動時も正確な位置決めが行えます。
安全カバーなど、その他のオプションについては、「Xstress Options」をご覧ください。
安全性
X線安全規格 -ANSI N43.3:2008 に準拠
- 非医療用 X 線機器向け規格である ANSI N43.3-2008 をはじめ、各種業界標準に適合しています。
- X線回折装置は、最大30 kVの管電圧、10 mAの管電流、300 Wの電力で動作します。
操作マニュアルには、装置運転時の安全手順が明記されています。 - 当社は、適用される各国の規制やお客様の安全基準に合わせて、IEC 61010準拠の安全エンクロージャーを提供します。
ロボットの安全性 – EN ISO 10218-2
- EN ISO 10218-2「ロボットシステムおよびシステムインテグレーション」に準拠
- Xstress Robot EN ISO 10218-2の要求事項に従い設計・統合された協働ロボット(コボット)を採用しています。
- 操作マニュアルに、ロボット運転時の安全手順が明記されています。
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